タバコNOケムリFX(仮)
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鍋料理
鍋といえばやはり寒い夜に気心の知れた仲間や家族とコタツで囲みわいわいと食べるのが一番美味しい頂き方だと 思います。季節に関係なくいつでも気軽に出来る簡単な料理ですが、どっちかっていうと寒い季節のほうが様になる んではないでしょうか。調理も簡単、なんでもあり。 といっても、学生時代には通称「闇ナベ」を試みましたが 最初はみかんやバナナなどソフトなものでしたが、酒が進むにつれスリッパやパンツなどどう調理しても食べられない ものばかり投入された記憶があり、そういう点では一概に「なんでもあり」とはいえないですが。 そんな鍋料理、現在では様々な味付けがありますが、最後に〆として白飯やラーメン、うどんなど入れるのは いつから定番になったのでしょうか。確かに味が染みていて美味しいのですが、毎回お腹は限界気味です。ちなみに わたくしが友人とやる鍋の〆はギョーザを投入します。ただこのギョーザ、そのまま酒の肴にもってこいなので 果たして〆と呼べるのかどうかは定かでないです。

そんな誰もがこよなく愛す鍋料理、予算が厳しい会社の忘年会などではもってこいです。ボリュームもあり低予算で みんなが満足でき、さらに当日になって出席するとか欠席するなんていう幹事泣かせの人数変更にも柔軟に対応出来、 さらに肉、魚など本人のみのわがままな好き嫌いにも巧みに対応できてしまうすばらしい料理です。というわけで わたくしの職場の忘年会はほぼ鍋料理となっています。

そんな忘年会であるときまだ中途採用されて間もないリエちゃんという子がいました。彼女は仕事の出来はすこぶる 良くてきぱきとやってくれるのですが、なにせわたくしの会社は事務所と現場が離れてるので事務所に寄るのは 朝と帰りだけでなかなか話す機会もありませんでした。しかしよく聞けば年はわたくしと同い年で家も近所で、 まあ二児の母というところが決定的に違うところでしたがわたくしも含めみんな少しずつ打ち解けていくように なりました。
そんな中での忘年会、男ばかりの職場ですのでどういう内容になるかは一応予測していたのですがやはり的中しま した。会が始まりしばらくはわいわいがやがやと鍋をつつき酒を飲み と和やかなムードでしたが、そこはやはり すぐにお酒によって開放されてしまう人もいるわけで次第とリエちゃんに対し軽いセクハラ行為みたいなものも 出てきました。厳密にいうと行為ではなく言葉のセクハラ ってものです。それを彼女がどう捉えていたかは不明 です。(ま、こんなものなのかなぁ)と感じていたのか、はたまた(マジこのハゲうっとーしー 死 ね )と本音 を押し殺していたのかもしれません。しかし彼女も適度に酔ってたのもありそのへんは表面化することなく宴は さらに右肩上がりに盛り上がっていきました。
ここで男のいけないところ、そう、鍋を作らせることが事の発端です。同僚のヒデくんが「なぁーその肉入れてよー 」と彼女の目の前の鴨肉を指しながら言いました。彼のいけないところは一人暮らしを始めてからというものの 割り勘であれば必ず限界まで食べて元を取ろうとすることです。きっとこのときも心のどこかでそんな思いがあった のでしょう。
「えー?これ?まだ食べるのー?いいのー?このまま全部入れちゃうよー」みたいなことを言いながらリエちゃんは 目の前の鴨肉の乗った大皿を持ち上げてそのまま鍋に入れようとしました。その瞬間です、2,3人が同時に 「あーーっ!」と叫びました。わたくしもその「叫び」に参加してましたが。。

そう、大皿の中央に鴨肉から少しずつ染み出していた血がたまっていてその大量の血が先に鍋に投入されたのです。 その瞬間、今まで大盛り上がりだった宴が一瞬で凍りついたような静寂のひと時を作りました。よくいう例えで いうと「天使が通り過ぎた」一瞬でした。この瞬間、彼女の最初の武勇伝が誕生しました。そう武勇伝、武勇伝、 武勇デン デン デデン デン、レッツゴー!

と、軽くネタをパクったところでこの話は終了したいと思います。

ちなみに翌年も同じ場所で忘年会を開催しましたがさすがに伝説の「大皿鴨肉そのまま鍋投入」という技は披露しま せんでした。

教訓:鍋の材料(特に肉類)は、横着せずにひとつずつ投入しましょう。
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