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重い捻挫をする前、ちょうど「新入生一人暮らしセット」を販売終了したくらいに、店舗を引っ越すことに なりました。引っ越す といっても隣ですが。。当然のように社員のわたくし、引越し作業員として事務所の机や 売り物、展示商品などをこっちからあっちへ移動させる日々がしばらく続きました。主な取り扱い商品は布団ですが 着物の生地も扱います。生地といってもけっこう重いのです、しかもなるべく往復するのを避けたいため一度に 大量の生地を持って移動します。このときある出来事が起きました。重くてかさばる生地を落としたことがあります。 それを前が見えないわたくし、たまたま足にぶつかったのです。それを見ていた社長婦人(ババア)が目撃した あたりからおかしな空気になってきました。「イバは商品を足で蹴った」といちゃもんつけてくるようになりました。 仕事は一応ちゃんとやってるんですが、なぜか難癖をつけてくるようになってきたのもこの頃からでした。 通常なら全く問題ないことまでこのババアが嫌味タラタラといってくるようになりました。こっちとしては たまったもんじゃありません。そのうち社長(くそジジイ)までもがわたくしに 難癖をつけてくるようになりました。ただ、専務(社長の息子)には信頼を置かれてたので、初めは(くそジジ、 ババがなんかゆうてるわ)くらいにしか捉えていなかったです。このことを専務に言っても「まああの二人は 昔の人間だからさ、しばらく我慢しててよ」という答えでした。ちなみに実権はほぼこの専務が取り仕切って いました。ようは社長なんてのはただの飾りみたいなものでした。 そうして毎日を過ごしていたのですが、やがてこのジジババが仕事の忙しい合間にわたくしを呼び出しました。 「なんですかねー今忙しいんですがー」とわたくし。「イバ、お前商品をなんだと思ってるんだ?蹴飛ばすとは 何事だ?だいたい今の若いものは・・」なんてわけのわからない見当違いの話をしてきました。初めは黙って 聞いていたものの、そりゃあ24歳のイバ、失うものは何もないイバ、だんだんめんどくさくなってきて 「てゆうか社長ー、歯磨いてますー?なんかドブ臭いんですよー息がー」なんて本音をいいました。いや、本当に ドブの匂いがしたんですよ、ジジイの口から。以前まだ仲が良かったころ、たまたま社長婦人が昼食を作って くれたことがありました。それはそれなりに美味しかったけど、唯一食べられないものがありました。それは 自家製のたくわんでした。元々漬物類は好きじゃないイバ、ただ、せっかく作ってくれたんだから と、 なるべく完食するように努力しましたが、この自家製たくわんだけはどうしても食べられなかったです、臭過ぎて。 そのイバがどうしても食べられなかったたくわんは、実はこの社長が好物で毎日、毎食食べていました。そんな こともあってついつい本音を言ってしまいました。そう、またしても勃発です。 そういうことが度重なって結局専務に相談したけど「んーやっぱ実権はないけど社長は社長だからさー、ごめんな ー」なんてことで退職することになりました。 ただし、最後に働いた分の給料は当然もらえるし、結果的には自己都合退職扱いでしたが、初めの3ヶ月暮らして いって失業保険でしばらく食いつなごう、そんでバンドに専念しよう と、軽い気持ちでいました。 まだまだ甘いイバ、もちろん足の捻挫は完治していました。 |