タバケム激動の転職活動1
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激動の転職活動3

そうして虚しく職安に通い中距離恋愛に通い、後ろ指差されながらバンドをやる日々がありました。 そんななかたまたま近所の本屋でま、たまーーに購入するようになった転職雑誌を手にして(お!?)という 広告を見つけました。職業はテレホンアポインター共に補う業務、月給は月に30以上可 ・・今でこそ そりゃ分かりますが、当時は社会に出たばかりの社会人素人ですから、それはもう食いついて面接に行きました。

「ウチはやる気さえあればどんどん伸びるからねー、イバさんがんばれるかなー」「あ、がんばります」 どう見ても下品かつ品のない大きめなスーツに派手な柄のシャツに真っ赤なネクタイをゆるーく結んだ面接担当者、 実際この時点でおかしい と気づいたわけです。しかしこのゆる赤ネクタイが「じゃ、今からちょっとやって みよっかー」なんていってきて思わず「あ、はい」なんて・・。普通面接に来た初日から採用なんてありえへん。。

仕事の内容は、どこからかき集めてきたのか分からないですが卒業文集の住所録やわけのわからぬ顧客リスト。 ここに手当たり次第電話をかけて売り物である教材を斡旋するのです。もちろんこれは斡旋とは今はいいません。 この時期から数年後に社会問題にもなった通称「アポイントセールス商法」でした。怪しいとは身体で感じていても 一応形だけでもやっていないとナニいわれるかわかりませんので、とりあえずマニュアル通り(やはり電話の応対に マニュアルはこの頃からありました)対応します。そうして1時間後くらいになぜかうまいことアポイントの 約束までつけ込めました。
「イバくーん、初日ですごいじゃないかー」「あー、・・ま、たまたまですよねー」
この家庭にアポを取ったのはわたくしですが、実際に家に訪問して教材をセールスするグループはちゃんと別に います。多分どうでもいい教材を法外なな値段で売られてしまうんですよね、その責任は果たしてわたくしに あるのでしょうかどうかは微妙です。
そんなこんなで竹刀を隠し持った上司のもとで電話をかけまくったわたくし、夕方くらいでしょうかその上司 (例のゆる赤ネクタイ、しかも絶対同い年くらい)が「じゃ、みんな食事時間ですー、40分で帰ってきてくださいー」 なんて号令がかかりました。わたくしもようやくタバコに火をつけながらはったりで「これ、余裕かもっすねー」 なんていいながら会社を出ました。 このオフィスは岐阜でも繁華街のど真ん中にありましたからみんなそれぞれ飲食屋に散っていきました。 しかしわたくしは・・

「はーい、撮りまーす」30分後には地元の写真屋で履歴書用の写真を新たに撮影してるイバがいました。 そう、そのまま駐車場から車を出して仕事を棄権しました。もちろん履歴書は残っているけど、そんなことまで 気にはしていませんでした。ちなみに当然ですが給料の請求もしていません(当然か)。


ただひとつ後悔してるのは、わたくしが唯一アポをとった家庭にあのチンピラ風なガキが訪問して、万が一 あの妙な教材を販売させられていたのなら・・ほんとすいません。 やはり悪いことは出来ないと心から感じました。現在、それが例え合法であってもなにか怪しいと思ったら それは実行しません。 法律がどうこうというより自らの心が軋んだらそこでアウトですね。

まあこの出来事も、今となっては普通に社会勉強になっていますし、この手の販売、現在でも売り物や形態は 時代の流れで変ってきてますが確かにあります。それでいてかつ緻密に法律の抜け道や人の心理を巧みに利用して いるのでわたくしも含めみなさんも、何事にも騙されないように気をつけましょう。
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